知覚・認知心理学(’23)の基本情報
科目名:知覚・認知心理学(’23)
メディア:テレビ
科目区分:心理と教育
単位数:2単位
単位認定試験平均点:2023年度1学期(78.1点)
主任講師名:石口 彰(お茶の水女子大学名誉教授)
【講義概要】
人間は「考える」能力を持っています。考える能力には、大切な事柄を記憶する、問題を解く、どちらが良いか判断する、旅行の計画を立てるなど、意識的に考える能力のほか、見る、聞く、驚くなど、無意識的に考える能力があります。この「考える」ことが、広い意味での、知覚・認知機能なのです。知覚・認知心理学は、このような、「考える」ことを科学する学問領域です。この講義では、認知の低次過程といえる感覚・知覚や感情などの無意識的な機能から、問題解決や判断・意思決定などのより高次で意識的な認知機能のしくみを、その発達過程や障害も含めて、解説します。【授業の目標】
知覚・認知心理学は、実証科学の一員です。実証科学とは、実験、調査、事例研究を通して得られた事実(エビデンス)に基づいて、仮説やモデルを考案・検証する科学です。この授業では、単に、人間の認知に関する現象や事実を体験し理解するだけでなく、それらの背後に潜む人間の認知のメカニズムを、いかに実証するか、その方法論も併せて理解することが、目標となります。それを踏まえて、公認心理師の基礎科目として、その知識と理解が深まることを期待します。【履修上の留意点】
https://www.ouj.ac.jp/
履修にあたって、予備知識は特に必要としませんが、中学や高校の理系科目の知識があると、理解がより深まると思います。ただし、実証科学の一員として、論理的な思考は、不可欠です。レポートを書くうえでも、論理的なストーリー展開が、求められます。また授業の予習復習に、印刷教材には学習課題を用意してありますので、それを活用してください。
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