地域福祉の課題と展望(’22)の基本情報
科目名:地域福祉の課題と展望(’22)
メディア:テレビ
科目区分:生活と福祉
単位数:2単位
単位認定試験平均点:2023年度1学期(83.1点)2022年度2学期(85.7点)
主任講師名:斉藤 弥生(大阪大学教授)、小松 理佐子(日本福祉大学教授)
【講義概要】
2000年以降、社会福祉の分野では介護保険制度、障害者総合福祉法等の新たな法律や制度が導入され、福祉サービスも民間の多様な実施主体が担うようになり、「地域福祉の主流化」と呼ばれる時代を迎えました。ライフスタイル、家族形態の多様化や地域社会の変容に伴い、福祉課題の複合化、複雑化が進むなか、2000年の社会福祉法成立、2017年の社会福祉法改正とそれに伴う諸政策は、制度の縦割りを超えた共生社会の構築を目指しています。生活課題の解決に、地域社会を構成する団体や人々の関わりが一層求められるようになってきました。同時に東日本大震災を含む大きな自然災害からの復旧や復興の過程では、社会福祉協議会やNPOなど、数多くの地域福祉関係団体の活躍がみられます。さらに2020年春からの新型コロナウィルス感染症のパンデミックは私たちの日常生活に大きな影響を与えました。このような社会情勢を踏まえ、本講義では「地域福祉」の考え方、様々な生活課題の解決における地域福祉の役割、その現状と課題、そしてその可能性を議論します。【授業の目標】
①「地域福祉」とは何か。その成り立ちや実践事例などから、「地域福祉」の考え方を理解すること。
②少子高齢化、情報化、グローバル化が進展する中、暮らしの諸課題を解決し、個人の生活を守っていく上で、住民と専門職、行政・NPO等、地域における様々な活動主体のつながりや、それらの参加と協働が欠かせないことを理解すること。
③地域福祉計画づくり、当事者の参加、福祉教育とボランティア学習、社会的企業の可能性など、新たな地域福祉の創造に向けた手法と具体策を理解すること。【履修上の留意点】
https://www.ouj.ac.jp/
本講義の理解を深めるためにも、他の生活関連(福祉関連)科目も一緒に学んでください。また映像教材では全国各地からの地域福祉実践を紹介します。映像教材を使って様々な地域福祉実践を学習しながら、テキストの学習に取り組むことで、地域福祉についての理解を一層深めることができます。
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