「人新世」時代の文化人類学(’20)の基本情報
科目名:「人新世」時代の文化人類学(’20)
メディア:テレビ
科目区分:人間と文化
単位数:2単位
単位認定試験平均点:2023年度1学期(64.2点)2022年度2学期(62.5点)
主任講師名:大村 敬一(放送大学教授)、湖中 真哉(静岡県立大学教授)
【講義概要】
人類がもつ文化に焦点をあてながら、専門科目としての文化人類学の基本的知識を講義する。社会に閉塞感や生きづらさが漂う今日の世界は様々な限界に直面しており、様々な領域で根源的な転換を構想することが求められている。この講義では、グローバル化とともに、人類と地球をはじめとする様々な二元論が地球規模で揺らぎつつある時代を「人新世」時代としてとらえ、自然と文化、自文化と他文化、心と身体、人間と非人間、真実と虚構等の様々な二元論が融解しつつある地球社会の現状に応じたトピックを取り上げる。とりわけ人類が直面する地球規模の現代的課題に対して人類学の視点から考察することの意義を解き明かすことに重点を置く。【授業の目標】
文化人類学の諸概念と術語を体系的に獲得し、フィールドワークをはじめとする人類学に特有な方法論と視点を身につける。そして、それらを応用して現代の地球規模の課題にアプローチすることを学ぶ。とりわけ、地球規模の問題を私たち自身と共有する世界の様々な地域の人々の多様な生き方を学び、地球規模の問題とローカルな問題の関係を人類史的な視野でとらえる力を養うことを目標とする。また、そうした世界の現状において、ごく当たり前なことばになっている「文化」にどのような問題があるか、批判的に検討し、人類の現状に即した新しい世界観を醸成する。【履修上の留意点】
https://www.ouj.ac.jp/
導入科目としての「総合人類学としてのヒト学」が2018年度よりラジオ科目として開設され、またテレビ科目では「フィールドワークと民族誌(’24)」があるので、併せて履修することが望ましい
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