行政学講説（’２４）の基本情報
科目名:行政学講説（’２４）
メディア:ラジオ
科目区分:社会と産業
単位数:2単位
単位認定試験平均点:
主任講師名:金井 利之（東京大学大学院教授）
【講義概要】
現代日本の行政を念頭に、行政において現れる様々な人間類型を取り出して、多角的に講説する。受講者として想定しているのは、行政に対してサービス確保を需要する個人であるが、同時に、統治者として行政に対してサービス確保のための活動を要求する個人市民でもある。個人はサービス享受者であるとともに、行政から見れば被治者である。しかし、個人は同時に，サービス提供者であるとともに、行政に対する統治者の立場でもある。このような人間を、市民、国民、住民、人口、家族、世帯、事業者、職業人、職員、受給者、公衆、地権者、素人、個人の観点から論じる。【授業の目標】
本講義を通じて、現代日本の行政を、行政に関連を持つ様々な人間類型から理解することを目標とする。行政に対する理解は世間にも多数存在するが、一方では、充分な知識経験のないまま、安直な印象やイメージに留まることもある。 他方で、為政者側への感情移入や過剰同調になってしまうことも多く、バランスを欠くことがある。サービス享受者である一般の人々にとって、サービス確保を実現するために避けることのできない行政との関わりに向けて、多面的な接点を踏まえることで、二枚腰の構えを持てることを目的とする。【履修上の留意点】
義務教育程度の知識で充分である。人間として存在・生活する観点から、行政に対して、違和感でも親近感でも構わないので、行政に一定の関心を持ち、行政の実態に対して理解しようとする意欲と態度があればよい。できれば、自らの生活を見つめ直し、どのようなサービスを享受し、また、享受していないか、あるいは、どのようなサービスを提供し、また、提供していないかを考えることが期待される。そのうえで、具体的に行政との相互作用の体験を回顧・検証し、あるいは、その体験がない場合には、新たに持つことが望ましい。
※この科目の通信指導問題の解答および提出はWebのみとなります。通信指導問題冊子は送付されませんのでご注意ください。※この科目は、社会と産業コース開設科目ですが、心理と教育コースで共用科目となっています。
https://www.ouj.ac.jp/
行政学講説（’２４）の口コミ
口コミ投稿お願いします。
レビューを投稿する | |
コメント